目次
1章 就職活動における内定獲得までの5つのプロセス

2章 5つのプロセスで求められること
プロセス①:応募企業の決定
最初のプロセスは企業を調べ、応募企業を決定することです。つまり、そもそもどの企業を受けるかを決めることから就職活動ははじまります。
では、応募企業を決定する上では何が必要なのでしょうか。就職活動を始めたばかりだと有名な企業やいわゆるBtoCといった日常生活で接点のある企業しか知らない人も多いと思います。そのため、まずは、多くの企業を知るということが必要になります。ただ闇雲にさがしていても何が自分の志望する企業なのかがわかりません。次に必要なのは、どんな企業に入りたいかを考えることだといえます。
- 多くの企業を知る
- どんな企業に入りたいかを考える
- 応募企業を決定する
プロセス②:Webテストの通過
応募企業を決めたら次はWEBテストです。エントリーシートの提出と合わせて行う場合が多いですが、WEBテストは対策さえすれば安定して通過することができます。
WebテストといってもSPIや玉手箱、CAB-GAB等多くの種類があります。また、定められた試験会場で受けるテストセンターもあります。Webテストも多岐にわたるため、どのような試験があるのか、また、試験内容はどのような内容なのかを調べる必要があります。企業によっては、例年同じ種類のWebテストを用いる企業もあるので、過去どのようなWebテストだったかを調べてみることも大切です。
- Webテストの種類と試験内容を知る
- 志望企業の過去のWebテストの種類を知る
- 各Webテストの試験対策を行う
プロセス③:ES(エントリーシート)の通過
Webテストと合わせてエントリーシートの提出があります。後々に行う面接ではエントリーシートを元に行う場合が多いため、エントリーシートは練る必要があります。
エントリーシートで主に聞かれるのは「自己PR(学生時代に頑張ったこと)」と「志望動機」です。
自己PR(学生時代頑張ったこと)では、エピソードを元に自身のアピールを行います。基本的に、自己PR(学生時代頑張ったこと)はどの企業でも使いまわすことができます。ただし、エピソードは2つ用意するのがベターです。企業によって使い分けが可能となるためと、自己PR以外の設問があった場合に、練っているもう1つのエピソードに繋げて書くことが可能となるためです。
また、志望動機では、その企業を志望する理由を相手に伝える必要があります。どのように志望動機を伝えるかというと、その企業でなければいけない理由(例えばその企業特有の点に魅力を感じている)があるため志望しているという書き方をするのがベターです。仮にES(エントリーシート)を突破したとしても、面接で確実に聞かれます。
最後に、このプロセスで一番大事なのは読みやすさです。内容が良くても読みにくい場合は平気で落とされてしまいます。逆に言うと、内容がいまいちでも読みやすい文章であれば通ります(内容が伴わない場合は面接で苦労してしまいますが)。
- 自己PR(学生時代頑張ったこと)のエピソードを2つ考える
- 志望動機で書くその企業特有の魅力を見つける
- エントリーシートの形式に合わせて読みやすい文章を書く
プロセス④:GW・GD(グループワーク・グループディスカッション)の通過
Webテスト、ES(エントリーシート)が通過したら次はグループワークもしくはグループディスカッションを行います。集団の中での立ち振る舞いや、コミュニケーションの取り方を見る試験です。
流れとしては、まずグループに分かれ課題を与えられます。課題に対して議論を行い、最後にグループの誰かが、そのグループで出た結論を発表するといった流れです。ここで大事なのはそのグループの結論(成果)に対して貢献したかどうかです。貢献の方法は様々あります。議論をリードするように意見を積極的に発信していくことや、議論に参加できていない人に参加してもらえるよう今までの話を都度整理していくこと、議論が発散した際に本筋に戻すように意識すること等です。
特にGW・GD(グループワーク・グループディスカッション)は得意不得意が大きく分かれます。そのため、慣れという意味も含めて数を多くこなすことをおすすめします。グループの中で自身がどのような役割が得意かを意識することが出来れば通過の確立が高くなるでしょう。
- グループの成果(発表)へ貢献することを考える
- 沢山経験することで自身の得意な役割を意識する
プロセス⑤:面接の通過
最後のプロセスは面接です。一次面接から最終面接まで業界によって大きく回数が変わります。特に金融機関では10回を超えることもあります。
面接は基本的にはエントリーシートを元に行います。そのため、志望動機と自己PR(学生時代頑張ったこと)はES(エントリーシート)作成の段階から、ストーリを考え深堀されても答えられるようにしましょう。特に志望動機は、内定を出しても来ない可能性があるため厳しく見られます。なぜその企業に入りたいのか、面接官を納得させる必要があります。面接官に志望度を聞かれた際に、仮に第一志望でなかったとしても第一志望だと答えましょう。そうしなければ平気で落とされてしまいます。
面接は、チェック項目に沿って行われ合否が決まる場合と、チェック項目がなく面接官の判断で合否が決まる場合があります。前者は面接官がチェックするための用紙をもっているため分かりやすいです。この場合は印象による加点がないため、機械的に行われる減点方式だと考えましょう。。後者は逆にES(エントリーシート)くらいしか手元にありません。印象によや相性によって決まる方式です。
面接も得意不得意があります。そのため、沢山経験をすることで面接の空気に慣れ、どのようなことを聞かれるのか対策することも必要です。
- ES(エントリーシート)を深堀されても答えられるようストーリーを考える
- 第一志望の企業であると面接官を納得させる
- 沢山経験することで面接に慣れ、聞かれる内容の対策を行う
まとめ
就職活動においては、常にこの5つのプロセスを意識する必要があります。これは、OB訪問や企業説明会の参加においても常に意識することで、各プロセスに活かすことができます。
例えば、OB訪問で考えてみます。特に意識せずにOB訪問するのと、志望動機を意識して同業他社との違いを特に確認したいと意識してOB訪問するのでは、質問の内容や質が変わってくるはずです。結果、得られる情報が全く違ってきます。
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